海外工場・サプライヤー選定
製品・価格・数量・品質条件に合う工場を探し、生産能力と対応体制を確かめたうえで比較してご提案します。1社に当てはめるのではなく、複数を見比べてから決められる状態をつくります。
新しく探す場合も、いま取引のある工場を評価し直す場合も、同じ考え方で進めます。
探しはじめる前に、条件を数字にします
「安くて良い工場」という条件では探せません。何を、どれくらい、いくらで、いつまでに、どの品質で。この5つを先に決めます。
何を
製品の仕様。図面が無ければ、現物や参考品から当社が仕様に起こします。
どれくらい
初回の数量と、継続する場合の見込み。工場側の受け方が変わります。
いくらで
目標の単価、または売価から逆算した原価。決まっていなければ幅で構いません。
いつまでに
動かせない期日があるか。展示会や商戦に合わせる場合は特に重要です。
どの品質で
日本の取引先が求める基準。表示・検査・梱包の条件も含みます。
この5つのうち動かせるものと動かせないものが分かると、候補の絞り方が決まります。すべて確定している必要はありません。
工場を比べるときに見ていること
価格だけを並べても選べません。当社が確認しているのは次の点です。
生産能力
必要な数量を、必要な時期につくれるか。設備と人員が仕様に合っているか。繁忙期に押し出されないか。
品質の管理体制
自社で検査をしているか。不良が出たときにどう処理しているか。過去にどんな製品を作ってきたか。
対応の速さと正確さ
質問への返答が早いか、内容が的確か。ここが弱い工場は、量産に入ってから必ず問題になります。
価格と内訳
総額ではなく、材料費・加工費・型費の内訳を出せるか。出せない工場は交渉の余地も見えません。
日本向けの経験
日本の取引先が求める水準を知っているか。知らない場合、どこまで教えれば届きそうか。
取引条件
支払いの条件、最低数量、対応できない仕様。先に聞いておけば、あとで揉めません。
確認した内容は比較表にしてお渡しします。どれを選ぶかは御社に決めていただきますが、当社としてどこを推すか、その理由もあわせてお伝えします。
工場の確認・監査
新しい工場と取引を始める前、または既存の工場の状態を確かめたいときに行います。
取引を始める前の確認
- 実際に稼働している工場かどうか
- 必要な設備と工程を自社で持っているか、外注しているか
- これまで作ってきた製品と、その品質
- 仕様どおりにサンプルを作れるかを、実際に作らせて確かめる
いま使っている工場の確認
- 不良が出ている原因が、工程のどこにあるか
- 仕様が現場まで下りているか
- 人や設備が変わっていないか
- 改善が見込めるか、工場を変えたほうが早いか
確認した内容は報告としてお渡しします。「問題なし」で終わらせず、気になった点はそのままお伝えします。